西には大きな大陸、東には小さな大陸のたった2つの大陸で構成されている世界が「ゆきいろくえすと」の舞台となっています。
大陸の間には大海が広がっており、行き来するにはとても困難を極めるため、2つの大陸では交流がないまま、各大陸でそれぞれ独自の文化が育ちました。
幾年の月日が経ち、造船技術と航海術が発展すると、少しずつだが大陸間での交流が交わされるようになりましたが、それは良い影響だけでなく、悪い影響ももたらすこととなりました。
そんな時代、世界の様子も知らないまま、東の大陸の西端、人里離れた白里山でひっそり暮らしている少女、それは人ならぬ魔物…雪と氷の化身と呼ばれる「雪女」でした。
という内容のあらすじを経て「ゆきいろくえすと」が始まります。
冒頭で「ゆきいろくえすと」の世界についての世界観を伝えた後、サヤの現状を丁寧に説明してくれます。
久しぶりに吹雪が止み、お母さんのお墓参りに行けること。
お供え用の花を摘んで早く行かないといけないこと。
そして、自分の名前がサヤであること、魔物であること。
唯一家族だった母親を3年前に亡くしてしまい、現在は1人で住んでいて寂しいこと。
人間に近い容姿だから、人間に紛れて暮らすことも可能だが、人里に降りていく勇気がないこと。
母親の墓参りを日課に日々を1人寂しく、静かに暮らしていることという内容になっています。
そういった内容から、主人公サヤがどういった環境下で育ち、どういった性格なのかをとても丁寧にゲームを遊んでくれるプレイヤーに教えてくれます。
この丁寧な説明があることで、今後どういった行動をしたらいいのか、遊んでいる人にはとてもありがたい説明になっています。
その説明は、冒頭だけでなく「ゆきいろくえすと」を進めていくにつれても変わらず丁寧に説明してくれます。
主人公のサヤだけでなく、街の人やギルドで仕事を説明してくれる人も丁寧に説明してくれるので、とても理解しやすく迷うことはなかったです。
ストーリー序盤では、主人公サヤが一つ目入道に屋敷を連れ去られた後、その屋敷でも事件が発生し、奴隷商人に連れ去られます。
また、連れ去られた船の中でも事件が発生し、西の大陸の街「ミナハイム」に流れ着いてしまいます。
序盤は、とても波乱万丈すぎる出来事が、コンパクトにまとめられています。
そのため、テンポよくゲームを進めることができます。
出てくるキャラクターは魔物だけでなく、人間も登場します。
基本、魔物が出てくる漫画やアニメ、ゲームの世界だと魔物は人間よりも強く、敵わない設定です。
しかし「ゆきいろくえすと」はそんな人間が魔物を倒してしまうシーンがあるため、魔物だけでなく人間にも気を付けないといけない警告心を高めるエッセンスになっています。
事件に巻き込まれ、流れ着いた西の大陸の街「ミナハイム」から元の住んでいた山に戻るためには、船でしか戻れません。
船のチケットを購入するためには、現状ではどうにもならない大金が必要となります。
サヤは元の住んでいた山に戻るために、ギルドで与えられたミッションをこなして報酬を獲得しないといけないという目的性が発生したところで本編が始まります。
ギルドではいくつかのミッションを紹介されますが、別に全部のミッション行わず他の形でお金を獲得し、チケットを獲得することも可能です。
自由度があって様々な楽しみ方ができる、高度なストーリー内容だと感じました!
「ゆきいろくえすと」は、ギルドでのミッションを忠実に行っていくのであれば、4~5部構成です。
1部の内容が約15~20分ほどで、サクッと終わることもあります。
凌辱されているシーンを楽しむとなると、主人公のサヤが喘ぐセリフ量だけでなく、その行為に耽る魔物や人間が様々な言葉で巧にサヤを弄びます。
セリフのボリュームが多く20~30分以上楽しめます。
キャラクターのセリフや行為を行っている際の言い回しが、現在の状態をわかりやすく表現しています。
そしてイヤらしくするためか淫語が多く使われています。
「ゆきいろくえすと」では人間でない、そして人型でもない魔物が多く登場します。
そういったキャラクターとも主人公のサヤは絡み合う行為をしてしまうこともあるので、グラフィックだけでは物足りないシーンをテキストによってよりエロく演出しています。
様々なキャラクターと生々しい掛け合いはとてもたまらない内容となっております!