評価

・オカズ度 【C】

3年の月日をかけて作られたゲームという事で、Hシーンに挿入されるスチルは、どこか古臭さがあります。

この画像を見ると分かりやすいかもしれませんが、どうでしょう?

なんとなく人体の継ぎ目を強調しすぎじゃありませんか?

なんだか見れば見るほど人形っぽく見えてきて......フィギュアとヤっているような気がしてきます。

個人的に、この絵が気に入らなかったので、あまり実用性がありませんでした。

Hシーンの数は後程。

・キャラクター/声優 【B】

プレイ前、公式サイトを覗いた時点では、キャリアウーマンで年増感のある長束明美が一番好きになれそうだ、と思っていたのですが、プレイしてみるとお尻を主張するようなシーンが無く、ストッキングも脱ぎ、ノーマルなプレイしかしないキャラクターだったためガッカリしてしまいました。

それなら...と、気分を変えて攻略した柳原優花がまさかのクリーンヒット!

「ロリコンじゃないはずなのに...なぜだ!」なんて今でも不思議ですが、恐らく声でしょうか? 私は声にやられてしまったようです。

M属性なロリっ娘なのでHシーンの甘い声が多く、黒ニーソ着用のままプレイするシーンもあって、どうやらロリコンでもないのに魅了されてしまったようです。

ただ、やはり絵がちょっと受け付けないのは変わりありませんでした。

どことなく漫画「刃牙」シリーズに通じる描き方な気がしませんか?

私だけですかね?

今までのクオリティを思うと残念で仕方ありません。
・イラスト/アニメーション 【B】

完全2Dスチル型のHシーンで動きはありません。

絵に関して少し思ったのですが、恐らく私が拒否反応を感じてしまった大部分は「線」にあると思われます。

普通、裸を書く時に男性なら線を多くして筋肉を目立たせたりするのですが、それを女性にも適応しちゃっている所がダメなのだと思います。

体型や骨格に関しても要改善ではありますが、「線」の部分は女性なら陰影で表現するべき。

例えば「スポーティな少女」だったり「美少女格闘家」といった要素があれば「線」で体の起伏を表現するのは「アリ」でしょう。

ですが『嫁挿れどき』のヒロインは単なる人妻。

筋肉を鍛えている描写も無いですし、そんな彼女らの体の起伏を「線」で表現してしまっては女性特有の柔らかい肉感が殺されてしまいます。

そのせいで私は拒否反応が出てしまったのではないかな~と今にしては思います。

とはいいつつ、『嫁挿れどき』の絵に拒否反応を感じた私ですが、演出の面で少し良いなと思ったのがイラストがコチラ。

これは「亀戦流の修行」をした時に挿しこまれるイラストなのですが、こういった主人公の育成場面で出てくる絵が笑いを誘う要素になっていて面白かったです。

「財テク」を選んだ時の悪どい顔も必見なのでお見逃しのないよう(笑)

 

 
・ストーリー/構成 【C】

恐らくこういった日常に感じる「エロさ」や、

息子の嫁をNTRする要素をウリにしたかったのかもしれませんが、いかんせん画力無さが浮き彫りになってしまい、シチュエーションの意外性が無い事もあって微妙と言わざるおえません。

個人的に『ベルゼブブ』のウリだと思っているギャグ多めの軽快なテキストは満足出来ましたが、やはりメイン部分が上記のような出来なので不満が残ります。

 

・オリジナリティ 【B】

今回の『嫁挿れどき』は女の子のステータスではなく、主人公のステータスを上げてゲームを進めていくタイプです。

これは前々作の『ヒュプノファック』に似た形なのですが、本作『嫁挿れどき』においては、あの「スタンドゥ」のようなインパクトのある設定は無いので、単にコマンド選択肢で行動を選び、ステータスを増減させて進行していくだけなので、オリジナリティは感じられませんでした。

それなのに何故、最低評価ではないかというと、一重に育成場面で挿入される面白イラストがあったがためです。

その点がホントにツボだったのでこの評価というワケですね。
・ゲームシステム/音楽 【A】

ゲームシステムの部分はオリジナリティに書いたように特筆するべき点が挿入イラストくらいのモノなのですが、BGMが意外な出来で笑いました。

ハッキリいってゲームとマッチしているか? と聞かれたら返す刀で「全然合ってない」と答えるでしょう(笑)

メイン画面で流れるBGMは恐らく主人公の「不気味さ」を演出するため作曲されたのだと思うのですが、曲だけ聞くとダークファンタジーみたいな趣があります(笑)

タイトル画面のBGMやHシーンのBGMもそうです。

「どこのダンジョンだよ!?」と思うような不気味なBGMばかり。

盗撮や不法侵入でヒロインである「嫁」達を追い詰める主人公、中出棒一郎の「不気味さ」を演出するためとはいえ、少し不気味さの度合いが強すぎる気がします(笑)

作中の主人公の言動が下品で能天気なモノばかりなので、若干シナリオ面の「不気味さ」が弱いと思うんですよね。

とはいえ個人的には良BGMだと思うので高評価にしてしまいました!
・ボリューム/価格 【B】

これは今までの『ベルゼブブ』作品が良すぎたために不満に思ってしまった部分かもしれませんが、Hシーンの数が少なすぎる気がしました。

まず、挿入するシーンが全体の半分もありません。

そんな少ない挿入シーンも大きく分ければ3パターンくらいしかなく、テキスト差分で誤魔化して水増ししている印象を受けます。

回想画面を後で載せますが、それを見て頂ければ理解して貰えるはず。

ヒロインが3人という事で一人一人にHシーンが分散してしまったのかもしれませんが、今までの作品を思うと「何故?」という言葉しか出ません。

恐らく『ベルゼブブ』のお家芸である追加パッチも前作のパッチに注力している現在、望めないと思います。

追加パッチ有りきの作品を出してきた『ベルゼブブ』にとっては致命的な部分だと思うんです。

今までの実績を考えてもこの評価が限界でしょう。

 

 





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