評価

 

・オカズ度 【C】

『スポットライト☆シンデレラ』の仕様上、仕方ない部分ではあるのですが、ヒロインが一人しか居ないせいでオカズとして見ると他のゲームに見劣りします。

Hシーン数もそれほど多く無く、コスチューム差分があるとはいえ物足りない印象を受けました。

恋愛禁止のアイドルとイチャイチャラブラブ出来るかと思えば、ヒロインである神船ナナミちゃんが真面目な事もあり甘々成分は微量。

そのおかげで妙な現実感があって興奮出来るという側面もあるのですが、インパクトとしては弱いと言わざるをえません。

リアルさを追求した結果、分かりやすいエロを犠牲にしてしまった感があります。

ただし、一般的にはこの評価になりますが、アイドル好きな人やリアル志向の同人ゲーマーの方には「ど」ストライクな内容かと思います。

サークル『ベルゼブブ』さんは追加パッチに定評があるサークルなので、今後Hシーンが強化されていけば、この評価は覆されるかもしれません。

というか今までの流れ的に追加パッチ配信は約束されているも同然ですから参考にならないかもしれませんね。

ちなみに枕営業シーンが主人公のスチル(一枚絵)のみ、というのは何かの間違いかと思いました......

追加パッチで改善されますよね? 信じてます!

 
 
 
 

・キャラクター/声優 【S】

これは個人的なヒロインへの愛着が強く影響している評価なのですが.......

『スポットライト☆シンデレラ』には先に書いた通り一人しかヒロインが存在していません。

その唯一のヒロインである神船ナナミちゃんは真面目で頑張り屋で初心(うぶ)という純粋少女。

例えるなら田舎から出て来たばかりの都会の汚れが一切ない女の子といった所。

ここまで読んでどうでしょう?

神船ナナミちゃんに魅力を感じる男性はどれくらい居るでしょうか?

恐らく居たとしても他の嗜好と比べて一番ではないのではないでしょうか?

『スポットライト☆シンデレラ』のヒロイン神船ナナミちゃんには、幼女・教師・人妻......といった一般的に魅力を感じる助けになるようなパーソナルが新人アイドルくらいしか無いのです。

良く言えばモデル体型な見た目も爆乳・大きいお尻といった特徴が無いとも言えます。

それなのに何故この評価なのか、という疑問はプレイしてみれば理解出来るかと思います。

理由は、ただただプレイ時の愛着のみ......それだけっ!

抜きゲーというレッテルを外して、某アシ〇カ風に『曇りなき眼』で神船ナナミちゃんを観察して下さい。

出会いの印象から初H、花火大会、紅白歌合戦......ホラ、もう好きになってる!

え、分からないですか? ホントにプレイしましたか!?

冗談はさておき、最初に選べる主人公の呼び名もボイス有の『スポットライト☆シンデレラ』をプレイして頂ければ、私の考えを一割くらいは理解して頂けるはず......

ヒロインが好きすぎてキモい長文になってしまいましたが、キャラ・担当声優、共に大満足でした!

浴衣姿が本気でお気に入りです。

 
 
 
 

・イラスト/アニメーション 【A】

Hシーンの絵柄はストーリー展開と同じくリアル寄り。

一部的にアニメーションするスチルタイプです。

H時の体位は正常位・騎乗位・後背位の3種類ほど。

Hシーンの描写はイラスト担当の腕が問われる最大の部分ですが、かなり良好。

どの体位であっても安定したバランスで女の子が描かれています。

しかし、肝心のエロさが微妙。

リアル志向な展開のせいでアヘ顔等に代表されるHのインパクトがありません。

逆にいえば感情移入が容易な描写ではあるのですが......エロ同人マスターなユーザーには物足りない感があります。

そのマイナス要素が無ければ技術的に満点でした。

 
 
 
 

・ストーリー/構成 【S】

こちらもヒロインへの愛着が非常に影響しています。

冷静な頭で考えれば「ありえねーだろ、おい」と思わず言ってしまいそうな展開が存在するのですが、やはりどこか現実感があるストーリーが感情移入を加速させます。

この「現実感」というのはHな同人ゲームにおいては「Hにおける控えめな演出」と言い換える事が出来ます。

勿論、フィクションのお話なので完全な現実では無いのですが、プレイヤーとしては過激な演出が横行している同人ゲーム界で控えめな演出をされると、何となく現実感を感じてしまうワケです。

本作『スポットライト☆シンデレラ』に漂うリアルな「エロさ」は、そういった要素に抑えめな演出のストーリーが加わって形作られているではないでしょうか(キメ顔)

そのおかげでヒロインとの恋愛関係に感情移入しやすく、悲惨な終わりのバッドエンドでは本気で落ち込んでしまうというワケです。

なので私としては単純にストーリーが最高という事では無く、ヒロインとの関係に感情移入出来た部分を評価したいのです。

恐らく典型的な二次元特有の設定が付与されたヒロインが登場したり、フィクション特有の超展開が起こっていれは、ここまでの評価にはならなかった事でしょう。

『スポットライト☆シンデレラ』の制作陣が意図した結果かは分かりませんが、現実と非現実のバランスが心地良く感じられたのは間違いありません。

 
 
 
 

・オリジナリティ 【A】

アイドルを育成していくというのは同人以外のゲームでは珍しいモノではありません。

『スポットライト☆シンデレラ』では『育成』というゲーム部分に力が入れられているので同人ゲームとしては少し珍しく感じました。

育成パートが無ければ、その辺の同人ゲームと変わらない印象しか持たなかった事でしょう。

 
 
 
 

・ゲームシステム/音楽 【B】

アイドルスケジュール管理でレッスンや接待、デートといった予定を組んで育成していくのが本作『スポットライト☆シンデレラ』の基本システムです。

このように、一週間の予定を選んで育成していきます。

時には「ファンイベントに力を入れよう」といった主人公の思いつきで勝手に決められてしまう日もありますが、期限一年間ほぼ全てをプロデューサーであるプレイヤーが決めていく事になります。

上記の画像で分かる通り、システム面のレイアウトは、さすが『ベルゼブブ』といった印象。

アイドル育成ゲームというジャンルのポップさが前面に押し出された構成になっています。

マウス操作で簡単にプレイ出来るようにしてある点も高評価。

前作の『HYPNOS FUCK-ヒュプノスファック』ではマインドダイブ時の十字キー操作が面倒だったので今回の仕様は嬉しい限りです。

同人ゲーム界の敷居の低さからくるクオリティの低下は『ベルゼブブ』には関係無いようです。

ただ一点、苦言を呈するとすれば、反復作業の徒労感にあります。

簡単な作業の繰り返しを周回しないといけないので、ヒロインが一人という事もあって飽きがくるともう......

しかし、まぁ、追加パッチが良く配信されるサークルなのでソレを含めたら評価が変わる事になるかもしれません。

現時点の状態では少しマンネリが早いかな、といった印象を受けました。

 
 
 
 

・ボリューム/価格 【B】

この項目の評価は大変悩みました。

ボリュームと価格のコストパフォーマンスはハッキリいって悪いです。

散々書いた通り本作『スポットライト☆シンデレラ』に登場するヒロインは一人だけ。

その弊害がHシーンとゲーム部分のマンネリにモロに影響しています。

常日頃、複数ヒロインの同人ゲームをプレイしてきた私のような者にとっては、その点が本当に苦痛でした。

もしヒロインがアイドル候補のニ~三人から選べていれば、まったく違った評価になったのでしょうが.....現時点では望めません。

なら何故、最低評価ではないのかというと、やはり追加パッチへの期待による所が大です。

サークル『ベルゼブブ』は今まで配信した作品で複数回の追加パッチを出してきた経緯があります。

なので現時点でボリューム不足であっても今後は分からないというワケなんですね。

そこが評価の難しさなのですが......うーん。

追加パッチでヒロインが増えれば最高評価になるかもしれません。

 
 





 

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