『AUGUST』は何度も書いている通り、ユーザーフレンドリーに溢れた設計で有名なエロゲメーカー。
ひと昔前までライトでキュートな作品で成功していたにも関わらず、新たな作風を模索する挑戦心も持ち合わせています。
挑戦作となった「穢翼のユースティア」の作風を継いだ本作『千の刃濤、桃花染の皇姫』は、発売前の期待感が高すぎたために少し残念に思える点も多々ありました。
しかし、ユーザー目線のカスタマイズ性豊かな設定画面は変わることなく搭載されていて、世界観の構築が上手い点や魅力的なキャラクター達という『AUGUST』の良さは相変わらずでした。
作品を発売する都度に高まっていくユーザーの期待に答え続ける事は非常に困難な道だとは思いますが、逆に言えばそれだけ良質なゲームを作ってきたという証明でもあります。
本作『千の刃濤、桃花染の皇姫』をプレイして、こうして記事を書いている間に、そんな事を思いました。
残念ながら「神ゲー」には至らなかったものの、高水準なクオリティの良作ではあるので、皆さんも是非購入して遊んでみて下さい。
これからの動向が気になるメーカーさんなので、変わらず公式サイトをストーカーし続けようと思います(笑)
