ストーリー

 

マンションに住む電撃結婚以外は平凡な生活を送る夫婦が、隣に越してきたレイプ魔によって苦難を強いられることになるADV。

それが今作『隣人に壊されていく俺の妻』です。

 

 

夫である和樹が出張先で送られてきたメールに添付されていた動画を見ることによって物語が始まります。

ゲーム内容はいわゆる選択式の分岐ストーリーで、主に和樹の視点で展開していく形。

ゲーム中に選べる選択肢によってエンディングが4つに分岐する他、一つ一つのHシーンが比較的長尺で、レイプ魔である金森とのシーンと夫である和樹とのシーンが多数用意されているため、抜きゲーとしては全クリアまでが長め。

基本的にストーリーは和樹と桃華の幸せな結婚生活が主に展開されていき、冒頭と同様に送り付けられたレイプ動画によって不穏な雰囲気を感じることになります。

ここまで読んだ方なら、「なーんだいつもの結婚生活クラッシャーADVか~」と考える方が多いかと思いますが、意外にも『隣人に壊されていく俺の妻』はクラッシャーされないルートが存在します。

しかし、顔がちゃんと確認出来ない序盤のレイプ動画は選択肢による回避が出来ませんし、それ以降のレイプも金森のレイプ総仕上げ「集団レイプ」すら阻止出来ません。

 

 

それなのに何故、家庭クラッシャーされないか。

それは、『隣人に壊されていく俺の妻』がレイプ事件にあった夫婦のその後まで描くからです。

金森から助け出したルートのアフター(その後)や、助け出せず風俗堕ちした桃華のアフターといった事件後の展開がストーリーの終盤に結構なボリュームで収録されているのです。

個人的に金森から辛くも桃華を助け出した後の展開が秀逸で、心と体に消えない傷を負った妻を必死に支えようとする主人公和樹が憐れすぎて涙腺決壊2秒前でした。

中でも、作中ずっとレイプされても気丈に振舞ってきた桃華さんが、総仕上げである「集団レイプ」によって夜は手を繋がないと寝れなくなってしまったり、普通に振舞おうと努力しているのに主人公と長く離れると不安で玄関に立ち尽くし帰って来たら「捨てないで」と土下座して懇願したり、と、それまでの年上妻としての理想の姿からは大きくかけ離れた「壊れてしまった」桃華さんに主人公である和樹同様、打ちのめされました。

しかも、最後の最後にトドメの一撃で「誰の子か分からない妊娠」という事実が発覚し、DNA検査などの確認が描写されないまま物語が終わってしまうのです。

これが「まだマシ」なエンディングですからね?

他のルートは最初から最後まで何の救いもありませんから。

そのため、私としてはタイトルの『隣人に壊されていく俺の妻』は間違いで『隣人に壊された俺の妻』が正しい気がします。

開発陣には心の平穏のため一つは完全無欠の救出で超絶ハッピーエンドを用意しろよ!! と言いたい。

前作である「エデンズリッター 淫悦の聖魔騎士ルシフェル編」と比べると触手やモンスターといった非日常的な世界観ではないので、プレイされる場合は現実感からくるNTRの絶望に注意してプレイするのが良いかと思います。

私の様に主人公である和樹に感情移入してしまうと思わぬ後遺症を負う可能性がありますよ!!

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