新魔王に即位したメリッサの元へ勇者ルフィアが挨拶に来た。
しかし、挨拶というのは建前でルフィアの目的はメリッサの封印だったのです。
人間の王からの命令とはいえ納得がいかないルフィアでしたが、結局、メリッサとルフィアのダブルドジによって封印の魔法が暴発してしまいます。
結果、その場にいたメリッサ・マリナ・ルフィアは封印の魔法の効果で魔法が一切使えなくなってしまいました。
更に男を発情させる効果も分かり、困惑する3人。
唯一分かったのは精〇が魔力に変換されるという事だけ......
3人は元の魔力を取り戻し謎の封印を解くため、精液集めの旅に出るのでした。
こんな感じで始まる本作「女魔王メリッサのHな冒険記~精液を集めるエロ魔王~」。
旅の目的は先に書いた通り「男の精液を集め、封印を解くこと」。
「どんな封印だよソレ!」、と激しくツッコミたくなる展開ですが事実です。
主人公一行は各地を回り、出会った村人等からHな『おねだり』で経験値変換出来る精液を集めていく事になります。
そんな、女の子にとっては過酷な目的も主人公一行には些末な事です。
貞操観念が低い世界観なのかハッキリいってあまり気にしてない様子だからです。
そのおかげで物語は軽い調子で進み、明るく元気に旅をする女の子達を眺める事になります。
少し心理描写にくどい部分が見受けられますが、概ねテンポ良く進行していくので最後まで気楽に読むことが出来るでしょう。
旅の途中で巻き込まれる事件は「下着泥棒」や「山賊退治」といったモノばかりで、世界に影響するような重たい展開はありません。
このように戦闘で負けて敗北イベントが起こってしまっても主人公達の態度が軽い事もあって全然気になりません。
本作「女魔王メリッサのHな冒険記~精液を集めるエロ魔王~」は、終始そういったノリで進行していくので、これから同人ゲームを始めてみようかなという方には丁度良い作品かな~といった印象でした。
お人よしなメリッサと天然ドジっ子ルフィアの起こすトラブルにマリナがどう対処していくのかが本作の見所です(笑)
ちなみにラスボスは......あの人。
実際にプレイしてラストのおバカな展開を確かめてみて下さい。