本作「女魔王メリッサのHな冒険記~精液を集めるエロ魔王~」は、ダンジョン以外ほぼ全ての村や町でHシーンが用意されています。
お相手は人間・スライム・触手などといった数多くの雄達。
プレイ中忘れてしまいがちですが、主人公達は男を発情させる呪いにかかっているので、『おねだり』された相手は断れないのです。
通常のRPGでは決まった文句しかしゃべらない村人に3通りくらいのHシーンが仕込まれているので探してみて下さい。
ちなみに「売春」では装備コスチュームによって服装が変化します(笑)
メリッサは「おませな幼女」、マリナは「真面目なメイド」、ルフィアは「むっつりスケベ」といった個性があって3人それぞれの会話シーンやHシーンを楽しめます。
フルボイスではありませんが汎用シーン以外のイベントシーンにはボイスが吹き込まれています。
個人的にはマリナのクールなボイスが色っぽくてツボでした。
真面目でキツイ態度のメイドさんがエロエロになっていくシーンが個人的な推しポイント。
本作「女魔王メリッサのHな冒険記~精液を集めるエロ魔王~」のHシーンは全て静止画の差分変化。
「YU-TA」さん「ぶーたろう」さん「猫又ユキ」さんといったイラスト担当の方が描いたカワイイ女の子が目の保養を加速させてくれます。
肌の質感が滑らかで、押し付けられたり掴まれたりした時の肉感が非常に上手い印象でした。
足を持ち上げられたり、四つん這いになった際に体のバランスが崩れてしまう作品が多いですが、本作においてはそんな事はありませんでした。
個人的に一番良かったのはやっぱりマリナのHシーンです。
うーん褐色の肌にアレが映えますね。
私としてはもう少しハード展開が好きではあるのですが、イラストがエロすぎるので気になりませんでした。
同人作品としてはレベルの高いイラストが拝める作品ですね。
良く言えば窓口が広い物語、悪く言えば展開が単調かな、といった印象を受けました。
先にも書いたのですが非常にノリの軽いストーリーなので頭に入った途端、すぐに零れ落ちてしまいそうな展開ばかり。
一貫してそのノリが続くので安心してプレイは出来ますが心に残る部分がありませんでした。
ただ、そのおかげで人を選ばない汎用性があります。
コアなH表現も控えられているので、どんな方でも一定の楽しさは感じられる事でしょう。
これが長編ストーリーだったなら問答無用の最低評価ですが、中編くらいで終わるので飽きが来る前にクリアする事が出来ます。
個人的にもう少し攻めたH展開やストーリーが欲しかった所。
やはり魔王や勇者が登場する部分がオリジナリティとしてはマイナスポイント。
この分野は腐るほど世の中に出回っているのでそういった部分の独創性は無いですよね。
けれど、何故最低評価ではないかというと、ゲームシステムの部分が新鮮だったからです。
冒頭、システムの説明を読んだ際には笑ってしまいました。
いわゆるバカゲーに属する作品だと思いますが、ストーリーとゲームシステムの融合を楽しむ事が出来たのでこの評価です。
主人公一行の目的である「精液を集めて封印を解く」という部分が上手くゲームシステムに落とし込まれていると思います。
精液はキャラクターやコスチュームの強化に使えるので、敵と戦闘しているだけでは強くなれません。
戦闘はお金を稼ぐ目的のためのモノであり、経験値が貰えないからです。
なのでプレイヤーはHシーンを回収すると共にキャラクターも強化出来るというワケです。
このシステムは非常に理に適っていてプレイする際のストレス緩和に役立っています。
最後まで楽しくプレイ出来たのはゲームシステムのおかげといっても過言ではないでしょう。
音楽に関しても本作の軽いノリに合わせた軽快なテンポのモノなので、雰囲気にマッチしていました。
ここが一番褒めたい所でもあるのですが、Hシーンの数と本体価格が釣り合ってません! 良い意味で!
村や町毎に用意されている『おねだり』対象キャラは数多く存在しますし、それ以外にもイベントシーンとして特別なHシーンが用意されていたり。
販売価格が2000円以下という現状で、これだけのシーン数は類を見ません。
勿論、差分変化で進む汎用Hシーンが多いですが、テキストは別物なモノばかりなので新鮮さがあります。
ただ見せるだけでは無く、見るための条件が設定されていたりして本当に探索し甲斐がある作品でした。