ストーリー



世界の東にある、とある大陸が本作の舞台。

そんな大陸にある大国「ハイランド王国」は代々、聖王家の一族が治めてきました。

聖王の治世は平和だったのですが、ゲーム開始十数年前に聖王家の正統後継者は絶えています。

血筋は残っているのですが、聖王になれるのは大昔の魔法によって当代聖王から4親等以内の男系男子と決まっていたせいで継げない状況だったのです。



そんな中、聖王を失った王国は数年前に起きた内乱で新たな王を得ます。

内乱の勝者グスタフ王です。

しかし、この王は聖王家の血を引かない単なる貴族で、更に頭まで筋肉で出来ていて政治にまったく無頓着な愚王でした。

そんな愚王に仕えるのがプレイヤーであるアレスです。




王国随一の知将としてグスタフ王に重用されていたアレスでしたが、アレスを嫌う貴族に欺かれ無実の罪で追われるハメになってしまいます。

そうして逃げた島に居たルートヴィッヒという男と出会う事によって物語が動きだします。

というような序盤を経てゲームが始まります。

初見プレイヤーは驚かれると思われますが、このゲーム同人作品としては驚く程テキスト量が多いです。

上記の序盤部分は下手すれば通常の同人作品の中盤くらいまでのテキスト量があり、私自身まとめるのが大変でした(笑)







設定もストーリー同様作り込まれていて、聖王に即位するため必要な継承権の条件付けや、攻略していく事になる国々のあらまし等、非常に濃い内容・ボリュームになっています。

序盤はアレスが仕えるべき運命の人と出会うまでを。

その後、王国と対立している衛星国家である3つの国から一つを選び王国統一を目指します。

最初は王道でありきたりなストーリーに辟易しますが、王国統一後に起こる出来事を境にゲームシステムと共に大きな変化を迎えます。

実質そこからが本編開始であり、実は本編だと思っていたモノが単なる序盤だったと理解する事になるのです。




そういった二転三転するストーリーが本作の面白さの一つであり、同人作品らしからぬ部分でもあります。

恐らくストーリーとゲームシステムの変化が起きる出来事を予想出来た人は居なかったんじゃないかと思える程、良い意味で騙されました(笑)

全て把握している現在では、あの展開も王道だなと思えるのですが何故か思考の外でした(負け惜しみ)。

女の子の貞操が危険な状態になり始める「本編」は本当の意味で王制時代の不条理を感じられる事でしょう。

もし、自分が忠誠を誓う権力者から愛する家族や憧れの女の子を望まれたら?

この難問がゲーム内で実際に起こるのです。

普通に独占欲がある日本男子からしたら血反吐もんの問題ですよね?




更に更に、戦場で負けて捕虜になってしまった仲間の女の子キャラが敵国で凌辱されてしまい、屈服して裏切ってきたら?

そういった難問に次ぐ難問が本作のゲームシステムとリンクしてプレイヤーを虐め抜いてきます。

ゲーム序盤で培った人間関係や初心な恋愛模様が強引に破壊されていく様は強力なNTR耐性が必須な展開となっております。




そんなゲームですが個人的に注目して欲しい登場人物がいます。

グスタフ王に幽閉されていた所を助け出され、以後アレスと行動を共にする事になるバロックです。

このバロックというキャラ、継承権はありませんが遠縁ながら聖王家の血筋を引く貴族で、とにかく性格にインパクトがあります。

疲れたという理由だけで攻め時なのに全軍休憩を押し通したり、妻子を大事にしているルートヴィッヒに側室を作るようしつこく薦めたり、みんなの前で安産型の尻だと女の子を褒めたり、かなりの自由人です。

ただ、ちょいちょい言っている事が為政者として正しいんですよね......だから憎めないというか(笑)

ここまでだとクセのある生粋の貴族って感じでプレイ当初は余り注目していなかったのですが、先にも書いた本当の本編開始から一気に印象が変わる重要人物になります。

人によっては最も嫌いなキャラになるかもしれませんね。 逆も然りですが(笑)

あんまり書くとネタバレになっちゃうキャラなので、ここまでにしておきますが、これからプレイする方はバロックに注目してみて下さい。

結構正しい事も言っているので(笑)

本作に興味がある方は、上述したNTR要素を踏まえた上でプレイしましょう。

覚悟せずにプレイすれば血涙流して失明する可能性があります(白目)




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